「電子ピアノを始めたいけど、安いモデルで本当に大丈夫?」「初心者に必要な機能って何?」——そう思って調べ始めたあなた、まずははっきり結論を言います。
今、初心者が「安い」電子ピアノを買うなら、ポリフォニー(同時に鳴らせる音の数)が192音以上のモデルを選ぶのが鉄則です。 なぜなら、64音しかないモデルだと、ペダルを使い始めた途端に音が切れてしまい、練習の妨げになるから。そして2026年6月、ついにエントリークラスでポリフォニー192音を実現した新モデル「Kawai ES60」が登場しました。日本語の記事ではほとんど紹介されていないこの最新モデルを軸に、本当に「お買い得」な電子ピアノの選び方を徹底解説します。
初心者向け「安い」電子ピアノ、最新状況はどうなってる?
2026年現在、初心者向けのエントリーモデルは各メーカーから出ています。YAMAHA P-145(参考価格約43,000円)、KORG B2(約38,000円〜50,000円)、CASIO PX-S1100(約50,000円台)——どれも「初心者に優しい価格帯」として知られています。
しかしここで一つ、大きなニュースがありました。2026年6月、Kawaiが新しいエントリーモデル「ES60」を発表したんです(Kawai Pianos公式ブログより)。価格は499ドル(日本円で7〜8万円台相当)と、一見すると「ちょっと高い?」と思われるかもしれません。でも、このモデル、ポリフォニーが192音もあるんです。しかも20Wのスピーカー(10W×2)を搭載。エントリークラスとしては破格のスペックなんです。
この情報、実はまだ日本語の主要なECサイトやまとめ記事にはほとんど反映されていません。だからこそ、今このタイミングで「何を基準に選ぶべきか」をアップデートしておく価値があるんです。
「安い」の落とし穴。ポリフォニー64音で本当に大丈夫?
よく「初心者は64音もあれば十分」と言われます。でも、それって本当でしょうか?
各メーカーの公式スペックを見てみると、YAMAHA P-145が64音、KORG B2が120音、CASIO PX-S1100やKawai ES60が192音、Roland FP-30Xに至っては256音です(各メーカー公式サイトより)。この差、何が違うのかというと——ペダルを使った演奏での音切れの有無です。
ピアノって、ペダルを踏むと音が伸びますよね。その「伸びた音」も含めて、同時に発音できる数がポリフォニーです。64音しかないと、両手で和音を弾いてペダルを踏んだ瞬間、発音数をオーバーして古い音から順に切れていきます。初心者のうちは気にならなくても、練習が進んでペダルを使う曲に挑戦する頃には「あれ? 音が変だな」と感じる日が来るんです。
「安い」を選ぶなら、少なくともポリフォニーは120音以上。できれば192音あれば、長く安心して使えます。Kawai ES60のようにエントリーで192音を載せたモデルは、まさに「将来を見据えた買い物」になるわけです。
ユーザーが実際に感じる「不満」と「満足」から見えること
Yahoo!ショッピングやジモティーのレビューを調べてみると(2026年8月時点)、実際に買った人たちの生の声が見えてきます。
ポジティブな声としては、「鍵盤の重さが本物のピアノに近くてちょうど良い」「YAMAHAの音色がきれいで気に入っている」というものが多く見られました。特にYAMAHA P-145やP-225は、その音質の良さが評価されています。また、ヘッドホン対応やBluetooth機能が「夜でも練習できる」「子どもと一緒に楽しめる」と好評です。
でも、気になるネガティブな声もあります。目立っていたのは**「付属のXスタンドがグラつく」「ペダルの感触が物足りない」**という指摘。本体は満足しているけど、周辺アクセサリーに不満を感じる人が少なくないんです。またYAMAHA P-225については「鍵盤が重い」と感じる人もいて、好みが分かれるところのようです。
ここで大事なのは、「安さ」の裏側で削られているものが何かを理解すること。本体が安くても、別売りのスタンドやペダルにお金がかかれば、結局トータルコストは跳ね上がります。それなら最初から、スタンドやペダル込みで考えた方がお得な場合もあるんです。
価格だけじゃない!トータルコストで見る本当の「お得」
ここで、エントリーモデル同士を「総合的なコスト」の視点で比較してみましょう。
| モデル | 本体価格(目安) | ポリフォニー | スタンド | ペダル | トータルで見たおすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|
| YAMAHA P-145 | 約43,000円 | 64音 | 別売り | 別売り(3本可) | ★★★☆☆ |
| KORG B2 | 約38,000〜50,000円 | 120音 | 別売り | 別売り(3本可) | ★★★☆☆ |
| CASIO PX-S1100 | 約50,000円台 | 192音 | 別売り | ワンペダル(SP-34別売り) | ★★★★☆ |
| Kawai ES60 | 7〜8万円相当 | 192音 | 非公表 | 非公表 | ★★★★★(性能面で新星) |
| Roland FP-30X | 約8〜9万円 | 256音 | 別売り | 別売り(3本可) | ★★★★★ |
(価格・スペックは各メーカー公式情報および販売サイトの公開情報を基に作成)
見てわかる通り、YAMAHA P-145は確かに「安い」です。でも、ポリフォニーが64音と少なめ。さらに、しっかりしたスタンドや3本ペダルを揃えようとすると、総額で10万円近くになる可能性も。「初心者だから安いのでいいや」と飛びつくと、後で「やっぱりもう少し良いのにすればよかった」と後悔するパターンは少なくありません。
一方、Kawai ES60はまだ日本国内の価格がはっきりしていませんが、ポリフォニー192音というスペックはエントリークラスとしては異例の高さです。Kawaiの公式ブログ(2026年6月)でも「この価格帯でここまでのスペックを実現した」と強調されており、まさに「コスパの新基準」になりうる一台と言えます。
長く使うなら、やっぱり「続かなかった場合」も考えておく
初心者の不安って、実は「続けられるかどうか」だったりします。どんなに良いピアノを買っても、1年後に使わなくなってしまうかもしれない——そう思うと、高いモデルにはなかなか手が出せませんよね。
でも、ここで考えてみてください。中古市場を見ると、YAMAHAやRolandといったメジャーメーカーの製品は比較的高値で売れます。逆にあまり知られていないメーカーや、スペックが低いモデルは買取価格が低くなりがちです。つまり、最初に少し良いモデルを買っておけば、万が一続かなかった時も高く売れる——これ、実は賢い投資なんです。
また、最近では電子ピアノのレンタルサービスやサブスクリプションを提供している楽器店もあります。最初はレンタルで始めて、本当に続けられそうだったら購入する——そんな選択肢も、頭の片隅に入れておいて損はありません。
まとめ。「安い」はゴールじゃない。「納得」がゴール
ここまで読んでいただいて、おわかりいただけたと思いますが——「安い」という言葉に惑わされず、自分が長く使えるモデルを選ぶこと。それが、結果的に一番「お得」な買い方です。
具体的には、ポリフォニーが192音以上のモデルを優先しましょう。現時点ではKawai ES60(2026年6月発表)がその筆頭格ですが、CASIO PX-S1100も同スペックで選択肢に入ります。そして、YAMAHA P-145は「とにかく今すぐ始めたい」という場合の最低限の選択肢として考えるのが良いでしょう。
最後に、初心者の方に一つだけアドバイスを。実際に楽器店で触ってみるのが一番です。 鍵盤の重さ、タッチのフィーリング、音の響き——数字だけではわからない部分が必ずあります。この記事が、あなたの「納得の一台」を見つけるための道しるべになれば嬉しいです。

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