「キヨラ」って名前は知ってるけど、KF-20とKF-25、どっちを選べばいいんだろう……。
そんな風に迷っているあなた、安心してください。この記事では、2025年11月に発表された新型キヨラ、Roland KIYOLA KF-20と島村楽器オリジナルのKF-25について、デザインの違いや進化したポイントを徹底的に整理しました。結論から言うと、鍵盤や音源の性能は両モデルで共通です。決め手になるのは、あなたの好みのデザインと、椅子の高さ調整の有無。この二つを軸に選べば、きっと納得の一台に出会えます。
では、約10年ぶりのフルモデルチェンジで何が変わったのか、新旧モデルの違いも含めて詳しく見ていきましょう。
KIYOLA KF-20とKF-25、何がどう違うの?
まずは気になる二つの新型モデル、KF-20とKF-25の違いを一覧で確認してください。
| 比較項目 | Roland KIYOLA KF-20 | 島村楽器オリジナル KIYOLA KF-25 |
|---|---|---|
| 発売日 | 2025年11月下旬頃 | 2025年11月27日 |
| 販売チャネル | 一般の楽器店(全国) | 島村楽器限定 |
| カラーバリエーション | ウォールナット、ピュアオーク、シアーホワイト、セラドングリーン(新色) | スモークドオーク色(限定色) |
| デザイン特徴 | 従来の柔らかな曲線を継承したフォルム | 直線基調の端正なフォルム(指物技法「かんざし留め接ぎ」採用) |
| 鍵盤・音源 | PHA-50ハイブリッド鍵盤 / ピアノ・リアリティ・モデリング音源 | PHA-50ハイブリッド鍵盤 / ピアノ・リアリティ・モデリング音源(共通) |
| 椅子用スペーサー | 情報なし(従来通り固定式の可能性大) | 別売オプション「KF-25-SPACER」あり(13,200円) |
| 10年保証 | 対象(Roland Backstage登録が必要) | 対象(Roland Backstage登録が必要) |
| 価格(税込) | 未確認(約49.5万円前後と推定) | 495,000円 |
この表を見てわかる通り、演奏の中核を担うPHA-50ハイブリッド鍵盤とピアノ・リアリティ・モデリング音源は完全に共通です。つまり、タッチの感触や音の鳴り方といった、ピアノとしての基本的な性能はどちらも同じ。だからこそ、選ぶ基準を「見た目」と「プラスアルファの機能」に絞れるわけです。
旧モデル(初代きよら)から何が進化したの?
ここで気になるのが、2015年発売の初代モデルと比べて何が変わったのかという点。新型KF-20/KF-25は、約10年ぶりのフルモデルチェンジとして登場しました(クロサワ楽器お茶の水駅前店のXポスト、2025年11月27日)。
大きな進化ポイントは、デザインの刷新とラインナップの拡充です。従来の曲線的で柔らかいフォルムに加え、KF-25では直線基調の端正なデザインが採用されました。加えて、カラーバリエーションも増え、新たに「セラドングリーン」(KF-20)と「スモークドオーク色」(KF-25)が加わっています。
ただ、鍵盤(PHA-50)や音源(ピアノ・リアリティ・モデリング)といったコアスペックは、旧モデルから継承されていると見られます。つまり、演奏性能はそのままに、インテリア性と選択肢が大きく広がったのが今回のフルモデルチェンジの本質と言えるでしょう。
ユーザーのリアルな声から見える、キヨラの「気になるポイント」
さて、ここからはカタログには載っていない生の声を紹介します。楽天市場のレビュー(2022年12月〜2025年12月、16件を分析)から見えてきたのは、キヨラの美しさを称賛する声が圧倒的に多い一方で、実用面でのいくつかの「困った」 があることでした。
圧倒的に多い賛美の声:やっぱりデザインは正義
実に14件ものレビューで、「リビングに馴染む」「圧迫感がない」「高級感がある」といった、デザインやインテリア性への評価が寄せられていました。また、「タッチが良い」「アップライトピアノと遜色ない」といった演奏性能への満足度も非常に高いです。やはり、見た目の良さとピアノとしての本格派な性能が両立している点が、この製品の最大の魅力と言えるでしょう。
購入前に知っておきたい2つの注意点
一方で、購入後に「こんなはずじゃなかった……」とならないために、ぜひ頭に入れておいてほしい不満の声もありました。
- 椅子の高さが固定式であること:キヨラの美しい木製椅子は座り心地が良い一方、高さ調整ができません。小さなお子様がいる家庭や、身長が特に高い・低い方にとっては、運指に影響するレベルの重要なポイントです。この問題に対して、新型KF-25では別売のスペーサー「KF-25-SPACER」(13,200円)が発売されました。椅子をかさ上げすることで、より多くのユーザーに合った高さに対応できるようになりました。
- ペダルが固定されないこと:ペダルを踏むたびに本体ごとペダルが前に動いてしまう、という指摘がありました。壁にぴったりくっつけて設置すればある程度は防げますが、設置場所に制約がある場合は、滑り止めマットなどを別途用意するなどの工夫が必要かもしれません。
で、結局どっちを選べばいいの?
ここまで読んで、あなたがどちらを選ぶべきか、もう一度整理します。
- Roland KIYOLA KF-20:伝統的なキヨラの曲線デザインが好き。豊富な4色(特に新色のセラドングリーンが気になる!)から選びたい。椅子の高さは現状で問題ない、または自分で工夫するつもりだ、という方におすすめです。
- 島村楽器オリジナル KIYOLA KF-25:モダンで直線的なデザインに心惹かれる。限定色のスモークドオーク色に特別感を求めたい。そして何より、椅子の高さが気になるからオプションのスペーサーも一緒に買いたいという方にぴったりです。
価格はどちらも49万5千円前後(KF-25は確定、KF-20は推定)と大きな差はありません。
10年保証をフルに活かすための登録をお忘れなく
最後に、どちらのモデルを選んでも共通する大切な話です。キヨラはローランドの「10年保証サービス」の対象機種です。ただし、この保証を受けるには、購入後に「Roland Backstage」への製品登録が必要です(ローランド公式サイト参照)。せっかくの長期保証、うっかり登録忘れがないように、届いたらまずは手続きを済ませてしまいましょう。
約10年の時を経て生まれ変わったキヨラ。演奏性能はそのままに、あなたの暮らしに寄り添うデザインの選択肢が広がりました。あとはあなたの直感と、お部屋の雰囲気に合わせて、最高のパートナーを選んでください。

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