「VOXヘッドホンアンプ、買ったはいいけど説明書がよくわからない…」「amPlug3にしたけど、amPlug2と操作が違うみたいで戸惑ってる」——そんな声、よく聞きます。
結論から言うと、VOX amPlugシリーズの操作は「モデル世代」と「機種」で大きく分かれます。特に2024年以降に発売されたamPlug3シリーズは、従来のamPlug2と比べてモード切替が廃止されチャンネル切替に変更されたり、リズム機能が全モデルに搭載されたりと、操作方法ががらりと変わりました。この記事では、amPlug2とamPlug3の違いを明確にしながら、シリーズ全体の使い方をステップごとに解説していきます。
VOXヘッドホンアンプの基本的な使い方(全モデル共通)
まずは、どのモデルでも同じ基本操作をおさえましょう。ギターやベースに本体を直接差し込むタイプのヘッドホンアンプは、アンプやエフェクターが不要で、ヘッドホンさえあればすぐに音が出せるのが最大の魅力です。
接続手順:電源を入れる前にやること
手順はたったの3ステップ。
- amPlug本体をギターの出力ジャックに差し込む(角度によっては本体が動きやすいので、しっかり奥まで挿入)
- ヘッドホン/イヤホンを本体上面の端子に接続(標準の3.5mmステレオミニプラグ)
- サイドにある電源ボタンを長押し(約2秒) — LEDランプが点灯すれば準備完了
電池は単4形を2本使います。連続使用時間はVOX公式サイトの公開情報によると、amPlug3シリーズで約15時間、amPlug2シリーズで約17時間(2024年公開の公式スペックより)とされています。電池残量が少なくなるとLEDが点滅したり音が不安定になるので、早めに交換しましょう。
各ツマミの役割(ここが基本)
すべてのamPlugシリーズに共通して、以下の3つのツマミが付いています。
- VOLUME(ボリューム):ヘッドホン出力の音量を調整します。ギター側のボリュームも連動するので、小さな音から大音量まで幅広く調整可能です。
- TONE(トーン):音色の明るさを調整します。右に回すと高音が強調され、左に回すとまろやかになります。
- GAIN(ゲイン):歪みの強さをコントロールします。クリーンモデル以外は、このツマミでクランチからハイゲインまで幅広いサウンドを作れます。
特に初心者の方に多いのが「ゲインを上げすぎて歪みが気持ち悪い」という悩み。そんなときはGAINを8〜9時方向(控えめ)に戻し、代わりにVOLUMEを上げてみてください。意外とバランスが取れることが多いですよ。
【2024年以降最重要】amPlug3の使い方:新機能と操作のポイント
2024年頃から販売が始まったamPlug3シリーズ(VOX公式サイトの製品ラインナップにて確認済み、2026年8月現在)は、それまでのamPlug2から操作体系が大幅にアップデートされています。ここが一番の混乱ポイントなので、じっくり見ていきましょう。
チャンネル切替(旧モード切替から変更)
amPlug2では「電源ボタンの短押し」で音色モード(緑→橙→赤)を切り替えていましたが、amPlug3ではこの機能が廃止されました。代わりに、本体上面に新設されたCH1/CH2ボタンで2つのチャンネルを切り替える仕様になっています。
- CH1:クリーン〜クランチ系のサウンド
- CH2:ドライブ〜ディストーション系のサウンド
各チャンネルごとにGAINやVOLUMEのセッティングが独立しているため、クリーンと歪みをワンタッチで切り替えられるのが便利です。「ギターソロで歪ませたいけど、アルペジオではクリーンに戻したい」というシーンで重宝します。
エフェクトの選び方(FXボタンと長押しの使い分け)
エフェクト自体の選び方(コーラス/ディレイ/リバーブの切替)はamPlug2と大きく変わりません。上部のFXボタンを押すたびに「OFF → コーラス → ディレイ → リバーブ」 と順番に切り替わります。
ただし、各エフェクトの強度(深さやフィードバック量)を変える方法は変わっています。
- amPlug2:FXボタンと電源ボタンを同時押し(ビープ音の回数で強度を判断)
- amPlug3:FXボタンを長押し(LEDの色と点滅パターンで強度を確認)
amPlug3の長押し操作は非常に直感的で、「どの強度になっているか」がランプの色で視覚的にわかるようになりました。戸惑うことはないはずです。
新搭載!リズム機能の使い方(ギターモデルにも)
amPlug2ではベースモデル(amPlug2 Bass)のみに搭載されていたリズム機能が、amPlug3では全モデルに標準装備されました。ギター用モデルで練習するときも、メトロノーム代わりにリズムパターンが使えるのは大きな進化です。
操作はとてもシンプルです。
- RHYTHMノブを回す:リズムパターンを選択(ロック/ポップ/メタルなど全9種類を搭載)
- RHYTHMノブを押し込む:リズムのスタート/ストップ
- リズム再生中にVOLUMEノブを回す:テンポ(BPM)を調整
リズムの音量はメインのVOLUMEとは独立しているので、ギターの音量を変えてもリズムの大きさは変わりません。バッキング代わりに使うには少し物足りないかもしれませんが、練習時の時間感覚を養うには十分以上です。
外部入力とスマホ録音(TRRS端子の活用)
amPlug3では外部入力端子が3.5mm TRRSジャック(CTIA規格) に変更されました。これにより、スマートフォンと接続すればギター演奏をスマホに直接録音できるようになっています。amPlug2ではこの録音機能に対応していませんでした。
スマホと接続するには、4極のTRRSケーブル(スマホ付属のイヤホンケーブルなど)を使います。録音アプリを起動して、amPlug3のヘッドホン出力からスマホのマイク入力に信号を送るだけ。気軽に録音してSNSにアップしたり、自分の演奏を客観的に聴き返すのに最適です。
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amPlug2ユーザー向け:旧モデルの使い方と注意点
まだamPlug2を使っている方も多いはず。ここではamPlug2ならではの操作方法をおさらいしておきましょう。
モード切替(電源ボタン短押し)の仕組み
amPlug2の最大の特徴は、電源ボタンを短押しするたびに音色が3段階(緑→橙→赤)で変化することです。ただ、このモード変化の内容はモデルごとにまったく異なります。
例えば、
- amPlug2 Metal:緑(ノーマル)→ 橙(ミッドカット)→ 赤(よりハイゲイン)
- amPlug2 AC30:緑(ノーマル)→ 橙(トレモロ付き)→ 赤(ゲインブースト)
といった具合です。残念ながらamPlug2公式サイトにはモデルごとのモード変化の詳細がすべて掲載されているわけではないので(VOX公式のamPlug2製品ページはすでに更新停止)、実際に音を出しながら自分の耳で確かめるのが確実です。「なんか音が変わったな」と思ったら、それがモード切替の効果です。
エフェクト強度変更(同時押し)
amPlug2でエフェクトの強度を変えたいときは、FXボタンを押しながら電源ボタンを押すという少々トリッキーな操作が必要でした。押すたびにビープ音が鳴り、その回数(1回=弱、2回=中、3回=強)で強度を判断します。
この操作がわかりづらいという声はSNSやQ&Aサイトで複数見受けられました(2026年8月時点のYahoo!知恵袋等での投稿要約)。もしamPlug2で「エフェクトがかかりすぎる/効かない」と感じたら、この強度設定が意図しない段階になっている可能性があります。
よくあるトラブルと解決法(ユーザーの声をもとに)
実際にユーザーから寄せられる困りごとを、いくつかピックアップして解決策を考えてみました。amPlugシリーズは基本的にシンプルな機材ですが、それゆえに「ちょっとした勘違い」でハマることがあるんです。
電源が入らない/すぐ切れる
まずは電池を確認してください。特にamPlug2/amPlug3とも単4電池を使いますが、amPlug2は約17時間、amPlug3は約15時間が目安(いずれもVOX公式サイトの公開情報より)。電池の減りが早いと感じたら、アルカリ電池からエネループなどの充電池に変えてみるのも手です。
それでもダメなら、本体のプラグ部分(ギターに差し込む金属部分)を拭いてみてください。酸化や汚れが接触不良を起こしているケースがあります。
「思ってた音と違う」——音作りに迷ったら
これは本当に多くのユーザーが直面する問題です。特に初心者の方に多いのですが、「歪みがくどい」「高音がキンキンする」といった不満は、実は機材より先にギター本体のセッティングや奏法が原因であることが少なくありません。
まずは以下の3つを試してみてください。
- ギターのボリュームを半分くらいに絞る(ゲインが下がり、歪みがマイルドになります)
- TONEを左(カット側)に回す(高域が抑えられて耳障りさが減ります)
- ピッキングを弱くしてみる(アンプシミュレーターは入力感度に敏感です)
amPlug3のCH1/CH2切替や、amPlug2のモード切替を駆使しても「どうもしっくりこない」なら、これらの基本を見直してみてください。
エフェクトが変わらない/効かない
amPlug2でこの症状が出たら、まずは「エフェクト強度変更モード」に入っていないか確認しましょう。FXボタンと電源ボタンの同時押しで強度変更モードになっていると、FXボタンを押してもエフェクトが切り替わりません。
amPlug3の場合は、FXボタン長押しで強度調整モードに入ることを覚えておけば大丈夫です。ランプの色を見て「今どの強度か」を確認しながら操作してください。
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VOX純正キャビネット「amPlug CABINET」との連携
あまり知られていませんが、VOXからはamPlug専用のキャビネット「amPlug CABINET」 も発売されています。これはamPlug本体を差し込むことで、ヘッドホンを使わずに小型スピーカーから音を出せるというオプション品です。
自宅でちょっと大きめの音で聴きたいときや、ヘッドホンをつけたくないときに重宝します。接続はamPlugのヘッドホン端子に付属ケーブルを差し込むだけ。amPlug2でもamPlug3でも同じように使えます。公式サイトでの公開情報によると、電池式のポータブルタイプで、amPlug本体と合わせても片手に収まるサイズ感です。
まとめ:amPlugを使いこなすための3つのポイント
VOXヘッドホンアンプ(amPlugシリーズ)の使い方を、世代別・機種別に整理してきました。最後に、どんなモデルでも共通する「使いこなしのコツ」を3つに絞ってお伝えします。
1. 世代をまず確認する
amPlug2とamPlug3では操作が大きく変わります。特に「モード切替」と「チャンネル切替」はまったくの別物です。説明書が手元にない場合は、まず自分がどちらの世代を使っているかを確認するところから始めましょう。
2. 音作りは「GAINを絞る」から始める
初心者ほどGAINを上げがちですが、プロのギタリストほど「最小限のゲインで最大限の音圧」を狙います。最初はGAINを9時方向にセットして、そこからVOLUMEとTONEでバランスを取るのがおすすめです。
3. エフェクトは「オフ」から試す
コーラスやディレイ、リバーブをいきなりガッツリかけるよりも、まずはエフェクトオフの素の音をしっかり鳴らせるようにしましょう。「エフェクトがかかっていないときの音」が良いと、「かけたときの効果」もより際立ちます。
VOX amPlugシリーズは、場所を選ばずにギターやベースが楽しめる素晴らしいツールです。特にamPlug3では録音機能やリズム機能が強化され、練習の幅がぐっと広がりました。この記事を参考に、あなただけのベストサウンドを見つけてください。






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