KAWAI(カワイ)の電子ピアノ、気になっているけど「CA」「CN」「ES」ってシリーズ多すぎてわけわかんない…。しかも「木製鍵盤」って言われても、どのモデルから木なの? 中古で安く買うならどれが正解? そう思ってこの記事にたどり着いたなら、まずは結論から言います。
「木製鍵盤の本格タッチを求めるなら、予算が許す限りCA501以上のミドルモデルを選ぶこと」。そして「どうしても予算を抑えたいなら、現行のCA401を買うよりも、1世代前のCA59を中古で探した方が、タッチの質では満足度が高い」というのが、実際に買った人の声や中古市場の動きを踏まえた結論です。
今回は、メーカーの宣伝文句や専門店の説明だけではわからない、「ユーザーが実際にどう感じているか」「中古も含めた本当のコスパ」を軸に、KAWAI電子ピアノの選び方を徹底的に掘り下げていきます。
まずはここだけ押さえろ! KAWAIの型番、シリーズごとの「本当の違い」
KAWAIの電子ピアノは大きく分けて、CAシリーズ(木製鍵盤)、CXシリーズ(樹脂製鍵盤・現行)、CNシリーズ(樹脂製鍵盤・旧世代)、ESシリーズ(ポータブル)、そしてハイブリッドのNVシリーズに分類されます。
一番の違いはもちろん鍵盤の材質。木製鍵盤を搭載しているのはCAシリーズとNVシリーズだけです(NVはさらに本格的なピアノアクションを持ちますが、価格帯がまったく別次元)。樹脂製のCX・CN・ESシリーズも悪くないのですが、アコースティックピアノに近いタッチを求めるなら、やはり木製鍵盤のCAシリーズが第一候補になります。
ただここで落とし穴。同じCAシリーズでも、モデルによって鍵盤のメカニズムが違うんです。2026年7月現在の現行モデルでいうと、エントリーモデルのCA401には「グランド・フィール・スタンダード」という機構が、CA501以上のモデルには「グランド・フィール・アクション」というより高度な機構が搭載されています。この差は、専門店のブログなどでも「シーソー構造の有無」として説明されていて、実際に弾き比べると「重さ」や「キーの戻り」に明確な違いが出るポイントです。
「木製鍵盤ならどれでも一緒」と思ってCA401を買うと、「なんか思ってたのと違う」と感じるリスクがあるわけです。
「木製鍵盤」ってやっぱりすごいの? ユーザーの本音を集計してみた
実際にKAWAIの電子ピアノを買った人たちは、何を評価して、何に不満を感じているのでしょうか。楽天市場のレビューページ(2025年7月〜2026年7月の約1年分)を分析したところ、木製鍵盤モデル(主にCA401)の評価にはっきりとした傾向が見えてきました。
良い評価の声(約12件中)
- 「木製鍵盤のタッチがものすごくリアル。アコースティックピアノから乗り換えたけど、違和感が少ない」
- 「デザインが高級感あって、リビングに置いてもインテリアとして馴染む」
- 「子どもがピアノを習い始めたので購入。タッチが本物に近くて、先生にも褒められた」
- 「ヘッドホン練習ができるので、夜でも気兼ねなく弾ける」
気になる声(約3件中)
- 「高音域が少しキンキンした感じがする」
- 「本体サイズがもう少しコンパクトだとよかった」
- 「説明書に記載されている付属品が一部異なっていた(細かい点だが)」
この中で特に注目したいのは 「アコースティックピアノからの乗り換え層が、音の質も含めて評価している」 という点です。上位の解説記事では「木製鍵盤=タッチが良い」という話に終始しがちですが、実際のユーザーは「音の鳴り方」も含めて総合的に判断しています。KAWAIのフラグシップモデルCA901には、ショパン国際コンクールでも使われる「SK-EX」というピアノの音がサンプリングされているという公式情報(2023年6月のKAWAIコラムより)もありますが、エントリーモデルでも「響き方」にこだわっているユーザーが多いことがわかります。
ここが抜けてる! 上位記事が教えてくれない「打鍵音」と「中古」の話
さて、ここからが本題です。多くの解説記事がスルーしている、でも購入後に後悔する人が多いポイントを2つお伝えします。
1つ目は「打鍵音」の問題。
電子ピアノはヘッドホンを使えば音は外に漏れませんが、鍵盤を叩くときの物理的な打鍵音(カチカチという音) はどうしても出ます。楽天レビューの中にも「10年前の電子ピアノからの買い替え。打鍵音がうるさくなってきたので」という趣旨の投稿がありました。集合住宅で夜間に練習する場合、この打鍵音が意外と気になるポイント。上位記事ではほとんど触れられていませんが、防音対策が必要かどうかは、事前に実機で確認した方が良いでしょう。
2つ目は「中古市場の巧妙な選択肢」。
ここが一番の差別化ポイントです。現行のCA401(エントリー・木製鍵盤)と、1世代前のCA59(ミドル・木製鍵盤)は、中古市場でほぼ同じ価格帯になることがあります。この場合、あなたはどちらを選びますか?
- CA401(現行):Bluetoothなどの最新機能あり。保証が受けられる新品。
- CA59(1世代前・中古):機能はやや古いが、「グランド・フィール・アクション」搭載。タッチの質でCA401より上位。
つまり、「最新機能を取るか、タッチの質を取るか」 というトレードオフが発生するわけです。この視点で比較している記事はほとんどないので、ここはしっかり押さえておきましょう。
樹脂製鍵盤(CX/CN/ES)は「負け組」なのか?
「木製じゃないとダメなの?」という疑問もあるでしょう。結論から言うと、樹脂製鍵盤でも十分に良いモデルはあります。特に初心者や小さな子どもが使う場合、木製鍵盤の「重さ」がかえって負担になるケースもあるからです。
樹脂製の現行シリーズであるCX(CX202, CX302)は、デザインもモダンで、基本性能はしっかりしています。また、既に廃番になっているCNシリーズ(CN29, CN39など)は中古市場でコスパが非常に良く、「とりあえず最初の1台」として選ぶ人が多いようです。
ただし、樹脂製鍵盤は「弾き込むほどにタッチに物足りなさを感じる」という声も少なくありません。「長く使うつもり」「将来的にグレードアップしたくない」というなら、最初から木製鍵盤のCAシリーズを狙った方が、結果的に買い替えの手間が省けます。
ポータブルESシリーズは「おまけ」じゃない
ESシリーズ(ES120, ES520, ES920)は、一見「持ち運び用の簡易モデル」に見えますが、実際は自宅の2台目として買う人や、一人暮らしの大人が趣味で使うケースが多いようです。楽天レビューでは据え置き型ほどのボリュームはありませんが、「場所を取らない」「そこそこのタッチで満足」という声が散見されます。
本格的な練習用途ではなく、「気軽にピアノを楽しみたい」という目的なら、ESシリーズも十分選択肢に入ります。
結局、あなたに合うKAWAI電子ピアノはどれ? フローチャートで一発診断
ここまでの話を整理すると、選択の軸は「予算」と「タッチへのこだわり」の2つに絞られます。
- 予算に余裕があり、本格的なタッチを求める → CA501以上の現行モデル(CA701, CA901も選択肢)。ただし、価格はそれなりにする。
- タッチは譲れないが、予算を抑えたい → 中古でCA59, CA79を探すのが最も賢い選択。現行のCA401よりもタッチの質は上。
- 予算もタッチも「ほどほど」でいい → 現行のCA401を新品で買うのが無難。最新機能も付いている。
- とにかく安く、最初の1台が欲しい → 中古のCNシリーズやCXシリーズをチェック。樹脂製鍵盤でも十分練習になる。
- 持ち運びや省スペースが最優先 → ESシリーズ(ES120など)。
ちなみに中古市場では、CA49やCA48といった2世代前のモデルも出回っています。これらはさらに安価ですが、経年劣化による打鍵音の増大や、Bluetooth非対応などのデメリットもあるので、実際に触って確かめることをおすすめします。
まとめ:KAWAIで後悔しないために、今すぐやるべきこと
この記事でお伝えしたかったことは3つです。
- 「木製鍵盤」でもグレードがある。エントリー(CA401)とミドル以上(CA501〜)ではタッチの質が物理的に異なる。特に「シーソー構造」の有無は要チェック。
- 中古という選択肢を軽視しない。CA59(1世代前ミドル)は、現行CA401と同価格帯でタッチは上。機能とタッチのトレードオフを理解した上で選ぶこと。
- 打鍵音や設置スペースなど、カタログに載らない現実的なポイントを事前に確認する。実機試奏は必須です。
KAWAIは1927年創業(KAWAI中国公式サイトより)の老舗ピアノメーカーで、電子ピアノの世界市場でも主要プレイヤーの一角を占めています(QYResearch 2025年調査)。その信頼性は間違いないですが、「良いメーカーだから」と何でもかんでも買うのはNG。あなたの使い方や予算に合った1台を選ぶことが、長く付き合うピアノとの出会いの第一歩です。
さあ、あとは実際に楽器店へ行くか、中古市場をチェックするだけ。この記事があなたの「迷い」を少しでも解消できていれば嬉しいです。

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