「Firefoxのアドレスバー、ただ検索語を入れてEnterしているだけ?」……それ、もったいないですよ。
実はこのアドレスバー、ちょっとしたコツを知るだけで、AmazonやWikipediaをワンタッチで直接検索できたり、過去の履歴やブックマークを一瞬で呼び出せたりする、超便利な「検索ランチャー」に早変わりします。
この記事では、2025年8月時点の最新バージョン(Firefox 140)で変わったポイントを踏まえつつ、ほかのWebサイトにはあまり書かれていない実践的なテクニックを中心に解説します。この記事を読み終わる頃には、あなたのFirefoxアドレスバーが、もっと速く、もっと賢い相棒に生まれ変わっているはずです。
Firefoxのアドレスバーで何ができる?まずは基本の“キ”を確認
アドレスバー(公式には「スマートロケーションバー」と呼ばれることもあります)は、単にWebサイトのURLを入力するだけの場所じゃありません。ここに文字を打ち込むだけで、以下のようなことがすべて可能です。
- Web検索(Google、Bing、Yahoo!など、お好みの検索エンジンで)
- ブックマークしたサイトの呼び出し
- 過去に訪れたページの履歴検索
- 現在開いているタブの検索
- 特定のサイト(Amazon、Wikipediaなど)を直接検索
この多機能ぶりが、「スマート」と呼ばれる所以ですね。
まずはここから!デフォルトの検索エンジンを変更する方法
アドレスバーで何かを検索するとき、デフォルトでどの検索エンジンが使われるかは、設定で自由に変えられます。
- アドレスバーの右端にある検索アイコン(虫眼鏡マーク)をクリックします。
- ドロップダウンメニューから「検索設定を変更」を選びます。
- 設定画面の「デフォルトの検索エンジン」で、Google、Bing、DuckDuckGo、Yahoo! JAPANなどから好みのものを選んでください。
これだけです。これで、何も考えずにアドレスバーへ語句を入力すれば、あなたが選んだ検索エンジンで結果が表示されるようになります。
【これが最強】「@」ショートカットでサイト内をダイレクト検索
アドレスバーに「@」マークを入力すると、何が起こるか試したことはありますか?実はこれ、Firefoxの隠れた(?)キラー機能です。
アドレスバーに「@」と打ち込むと、利用可能な検索エンジンのショートカット一覧がポップアップで表示されます。ここに表示されるのは、Mozilla公式サポートによると「トップ10の検索エンジンショートカット」です(参照:Mozilla Support「アドレスバーから検索する」, 2026年1月更新)。
例えば、以下のようなショートカットが標準で用意されています。
@google… Googleで検索@bing… Bingで検索@amazon… Amazon.co.jpで商品検索@wikipedia… Wikipediaで調べ物
使い方は超簡単。
アドレスバーに「@amazon ワイヤレスイヤホン」と入力してEnterを押すだけで、Amazonの検索結果ページがダイレクトに開きます。いちいちAmazonのトップページを開いてから検索窓をクリックする……という手間が完全に省けるわけです。これは一度使い始めたら手放せなくなりますよ。
さらに細かく!「ブックマーク」「履歴」「タブ」を記号で絞り込む
「@」ショートカットはサイト内検索に便利ですが、実はほかにも便利な記号があります。これらは「自分が以前見たページをもう一度探したい」というときに大活躍します。
*(アスタリスク) … ブックマークの中から検索します。- 例:
* レシピと入力すると、ブックマークした「レシピ」関連のサイトが一覧表示されます。 %(パーセント) … 現在開いているタブの中から検索します。- 例:
% Firefoxと入力すると、現在のタブの中で「Firefox」という文字を含むタブが表示されます。たくさんタブを開いている人には特に便利です。 ^(キャレット) … 履歴の中から検索します。- 例:
^ ニュースと入力すると、過去に訪れたページの履歴の中から「ニュース」に関連するページが表示されます。
これらの記号は、Mozilla公式サポートでも紹介されている正規の機能です(参照:Mozilla Support「アドレスバーから検索する」)。「あのページ、どこに行ったっけ?」というときに、これらの記号を使い分けられると、探し物の時間がグッと短縮されます。
「スマートキーワード」はもう古い?Firefox 140での変更点に注意
ここからが、この記事の一番の目玉です。
昔からFirefoxを使っている方なら、「スマートキーワード」という機能をご存知かもしれません。これは、特定のキーワードを設定しておくことで、アドレスバーから任意のサイトを検索できる便利な機能でした。しかし、Firefox バージョン140(2025年リリース)でこの「スマートキーワード」機能は廃止されました。
Mozilla公式サポート(2025年8月26日更新)では、この変更について明確に説明されており、代わりに「カスタム検索エンジン」として設定する方法が案内されています(参照:Mozilla Support「検索エンジンを追加する」)。
つまり、古い記事を参考に「スマートキーワード」を設定しようとしても、今のFirefoxではその項目は見当たりません。そこで、新しい方法を紹介します。
新・カスタム検索エンジンの設定手順
例えば、「YouTubeで『猫動画』と検索したい」というキーワードを設定してみましょう。
- YouTubeのページを開きます。
- アドレスバーの右端にある検索アイコン(虫眼鏡マーク)をクリックします。
- ドロップダウンメニューの一番下にある「検索エンジンを追加」をクリックします。(このオプションが表示されない場合は、アドレスバーでYouTube内の検索を一度行ってから再度試してみてください。)
- 表示されたダイアログで、キーワード(例:
yt)を設定し、「追加」をクリックします。
これで完了です。あとはアドレスバーに「yt 猫動画」と入力するだけで、YouTubeの検索結果が表示されるようになります。従来の「スマートキーワード」と同じような使い勝手でありながら、設定方法がより直感的になりました。
その他、知っておくと役立つ小技
- 「?」でURL入力を強制する: アドレスバーに入力した語句がURLと認識されてしまい、検索結果が表示されないことがあります。そんなときは、語句の前に「
?」を付けてみてください(例:? firefox)。強制的に検索語句として扱ってくれます。 - 「Google トレンド」表示(地域限定機能): 米国など一部の地域では、アドレスバーに検索語を入力すると、Googleトレンドに表示されるような「リアルタイムのトレンド検索語句」が提案される機能があります。この機能はMozillaがコントロールしているものではなく(Mozilla Support, 2026年1月)、日本ではまだ利用できない可能性が高いですが、今後の展開に注目です。
あなたのFirefoxはもっと速くなる
いかがでしたか?アドレスバーひとつとっても、こんなに奥が深いんです。
特に、@を使ったショートカットと、Firefox 140から変更になった「カスタム検索エンジン」の設定方法は、今日からすぐにでも試せるものばかりです。
最初は「@amazon」や「@wikipedia」など、よく使うものから始めてみてください。最初の1回だけちょっとした設定や操作に慣れが必要ですが、それを覚えてしまえば、Webブラウジングのスピードと快適さが段違いになります。
この記事で紹介したテクニックを駆使して、あなただけの最強のFirefoxアドレスバーをぜひ作り上げてください。

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