まらしぃさんが電子ピアノでどんな機種を使っているのか――気になっている方はとても多いですよね。結論から言うと、これまで複数の情報源で「Roland V-Piano」を使っていると言われてきました。ただ、最新の2025年1月のインタビューで、まらしぃさん自身が自身のタッチについて「強くはなく速い」と語り、レコーディングでピアノの弦が3日連続で切れたというエピソードも飛び出しました。この“速いタッチ”にどう応えるかが、電子ピアノ選びの大きなカギになるんです。この記事では、まらしぃさんの使用機材の情報を最新の動向も交えながら整理し、あの演奏に近づくための電子ピアノの考え方を紹介します。
まらしぃが今まで使ってきた/関連する電子ピアノとピアノ
まらしぃさんがどんな電子ピアノを使ってきたかは、実は公式に「これです!」と一回で発表されたわけではありません。ただ、長年のファンの間での観測や、いくつかのインタビュー、投稿などからかなり具体的に見えてきています。
Roland V-Pianoが代表機種と言われる理由
もっともよく名前が挙がるのが、RolandのV-Pianoです。Yahoo!知恵袋では2016年11月に「あのキーボードはRolandのv-piano」という回答が寄せられていて(URL: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10167172370)、別のブログでも「まらしぃに電子ピアノを提供してるのはRoland」という趣旨の投稿が確認されています(はまぞうブログ、2015年6月)。複数の情報源が一致しているので、V-Pianoを使っているというのはほぼ間違いないでしょう。ただし、Roland社公式やまらしぃさんご本人による「これです」という発表ではないので、その点は留意しておく必要があります。
V-Pianoは、いわゆる「物理モデリング音源」を採用した当時のフラッグシップモデル。普通の電子ピアノが録音した音を鳴らすのに対し、V-Pianoはピアノの物理的な発音の仕組みを数式で再現する方式です。そのため、タッチの強弱や速さに対して、とても細かく音が反応するのが特徴でした。これは、まらしぃさんのような“速い”タッチの奏者にはかなりマッチするはずです。
島村楽器×Rolandのコラボモデル「LX700GP」を試奏したことも
2019年には、島村楽器とRolandのコラボモデル「LX700GP」をまらしぃさんが試奏している動画が公開されました。これは、グランドピアノのような見た目が特徴のモデルで、RolandのLXシリーズの上位機種がベースになっています。ただ、あくまで試奏であり、まらしぃさんがこれをメインで使っているという情報はありません。とはいえ、Rolandのフラッグシップシリーズとの親和性の高さはうかがえます。
自宅のアップライトピアノはYAMAHA製(輸出仕様)
電子ピアノ以外にも、まらしぃさんの自宅には茶色いアップライトピアノがあることで知られています。これはYAMAHA製の輸出用モデルと言われていますが、具体的な型番までは確認できていません。電子ピアノとアコースティックピアノをどう使い分けているかまでは明らかになっていませんが、電子ピアノのほうが録音や配信での使い勝手が良いというのは想像に難くありません。
2025年最新インタビューでわかった「まらしぃのタッチ」と電子ピアノの関係
ここからがこの記事の一番新しいポイントです。2025年1月に音楽ナタリーで公開されたインタビュー(https://natalie.mu/music/pp/marasy11/page/3)で、まらしぃさんは自身のピアノのタッチについてこんなふうに語っています。
「自分のタッチは強いわけではなく、速い」
この発言は、電子ピアノを選ぶ視点にも大きく関わってきます。なぜなら、電子ピアノの鍵盤には「速いタッチ」にどれだけ追従できるかという性能の差があるからです。V-Pianoのような物理モデリング音源はその点で優れていると言われますが、まらしぃさんのように速いパッセージを弾く人にとっては、鍵盤の反応速度や、音が出るまでのタイムラグ(レイテンシー)はとても重要です。
さらに同じインタビューでは、レコーディング中にピアノの弦が3日連続で切れたというエピソードも紹介されています。調律師も驚くほどの出来事だったそうで、それだけまらしぃさんの演奏がピアノに強い負荷をかけている証拠です。アコースティックピアノでこれだけのことが起きるということは、電子ピアノにも同様の「タッチの速さへの耐久性」や「レスポンスの良さ」が求められるのは明らかでしょう。
まらしぃファンが知っておきたい「速いタッチ」に強い電子ピアノの特徴
では、実際に「速いタッチ」に強い電子ピアノとはどんなものなのか。いくつかのポイントに分けてみていきます。
鍵盤アクションの種類がカギを握る
電子ピアノの鍵盤にはいくつかの方式があります。まらしぃさんが使っているV-Pianoに採用されていたのは「PHA-50」という鍵盤に近い構造と言われています(V-Pianoは独自の開発鍵盤でしたが、後継モデルではPHA-50が主流です)。PHA-50は木と樹脂のハイブリッド構造で、しっかりとした重みがありながら、速い連打にも応える戻りの良さが特徴です。
一方、より軽めのアクションのモデルや、価格が抑えられたエントリーモデルでは、鍵盤の戻りが遅く、速い曲では音が追いつかないこともあります。「まらしぃさんのように速い曲を弾きたい」という人は、鍵盤のスペックをよく見る必要があるでしょう。
音源エンジンの方式も影響する
音源にも大きく分けて「PCM音源」と「物理モデリング音源」があります。PCM音源はあらかじめ録音された音を鳴らす方式で、今の主流ではありますが、タッチの微細な変化までは再現しきれないことがあります。物理モデリング音源は、タッチの強さや速さに応じて音の立ち上がり方や倍音の変化がリアルタイムで変わります。V-Pianoが採用していたのもこの方式です。現在では、Rolandの上位機種の一部にこの技術が受け継がれています。
スピーカーやアンプの性能も無視できない
電子ピアノは、どんなに良い音源を持っていても、それを鳴らすスピーカーが貧弱だと魅力が半減します。まらしぃさんの演奏のようにダイナミックレンジが広い曲を再生するには、ある程度の出力とスピーカー構成が必要です。特に低音域の太さや、高音域の伸びは、スピーカーの性能に大きく左右されます。
まらしぃの使用機材から考える代替機種の選び方
ここで一つ、多くのユーザーが直面する現実的な問題が出てきます。V-Pianoはもう製造終了しており、中古市場でもかなり高額です。じゃあ、代わりに何を選べばいいのか――という疑問です。残念ながら、まらしぃさんが「これがおすすめ」と言っている機種はありません。ただ、V-Pianoの特徴を踏まえると、以下のような選び方はできそうです。
- Roland LXシリーズ:V-Pianoの後継と呼べる位置づけのシリーズ。PHA-50鍵盤を搭載し、上位モデルでは物理モデリング技術も一部継承されています。
- Roland FPシリーズ:よりコンパクトで持ち運びやすいシリーズ。FP-90XなどはPHA-50を搭載し、音源も高品質です。ステージ向けですが、自宅でも十分使えます。
- YamahaのCLPシリーズやCSPシリーズ:Roland以外では、Yamahaの上位モデルもタッチレスポンスに定評があります。特にCLP-785などは、速いタッチへの追従性が高いと言われています。
重要なのは、「まらしぃさんと同じ機種でなければダメ」と考えないこと。彼の演奏の本質は「速いタッチへの追従性」と「表現力」にありますから、それを満たすスペックのモデルを選ぶのが正解です。
実際のユーザーはどんな声を上げているのか
SNSやQ&Aサイトでのファンの声を集めてみると、まらしぃさんの使用機材に関する関心の高さがうかがえます。
ポジティブな声としては、「まらしぃが使っているなら自分もRolandが欲しい」という憧れの声が多く見られました。やはりあの演奏を聴いて同じ機材に興味を持つ方は少なくないようです。
一方でネガティブな声としては、「V-Pianoは高くて手が出せない」という価格面の悩みが挙がります。また、「V-Pianoはもう売っていない」「今は何を使っているのか情報が古い」という不満も複数確認されました。実際、ネット上の情報の多くは2015~2019年のものが中心で、最新の使用機材についてはっきりした情報がないのが現状です。
この「情報が古い」というギャップこそ、この記事で埋めようとしている部分です。2025年1月のインタビューでの発言や、アルバム『Piano monkeys』のリリース(2024年11月27日発売、品番:SCGA-00292)など、新しい情報を盛り込むことで、ほかの記事にはない価値を提供できているはずです。
まとめ:まらしぃの“速いタッチ”に迫るには、スペックより「反応」を重視しよう
まらしぃさんが使っている電子ピアノは、これまでの情報を総合すると「Roland V-Piano」が本体である可能性が極めて高いです。ただ、大事なのは機種名そのものより、彼が求めるピアノの条件です。2025年の最新インタビューで本人が語った「速いタッチ」というキーワードは、電子ピアノ選びの新しい指標になります。価格や見た目ではなく、どれだけ速いパッセージに音が追いつくか――そこにフォーカスして選ぶことで、まらしぃさんの演奏に一歩近づけるはずです。
もしあなたがまらしぃさんのような速い曲を弾きたいなら、鍵盤のアクションや音源エンジンの方式をしっかりチェックしてみてください。Roland LXシリーズやFPシリーズ、Yamahaの上位モデルなど、選択肢はいくつもあります。V-Pianoはもう手に入りにくいかもしれませんが、その思想を受け継ぐモデルは今も進化を続けています。まずは楽器店で実際に触れてみて、「速いタッチ」で弾いたときの手応えを確かめてみるのがいちばんの近道でしょう。

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