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TERENCE電子ピアノ88鍵盤を1ヶ月使ってわかったこと。購入前に知っておきたいメリットとデメリット

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「部屋が狭くてアップライトピアノは置けない」「でもちゃんと88鍵盤で練習したい」。そんな悩みを持っている人にとって、TERENCEの折りたたみ電子ピアノはすごく魅力的な選択肢に見えます。私も実際にX88Eを購入し、1ヶ月間毎日使い続けてみました。結論から言うと、**「場所を取らない」「とにかく軽い」「コスパが良い」という点では期待以上ですが、一方で「ピアノのタッチを本格的に身につけたい人には物足りなさを感じる」**というのが正直なところです。特に、鍵盤を押し込んだ時の「カチカチ」という打鍵音や、小さな音量でのタッチの反応の鈍さは、購入前に知っておくべきポイントです。この記事では、開封直後の感動ではなく、1ヶ月使ったからこそ見えてきたリアルな使用感と、TERENCEシリーズの中から自分に合ったモデルを選ぶための比較軸をお伝えします。

TERENCEの電子ピアノってどんなブランド?そもそも信頼できるの?

まず、TERENCEがどういうメーカーか気になりますよね。TERENCEは中国発の電子ピアノブランドで、特に折りたたみ式のコンパクト電子ピアノで注目を集めています。日本では2023年頃から本格的に販売が始まり、Amazonや楽天市場での口コミ数を伸ばしてきました。公式サイト(https://terence-jp.com/)も日本語で運営されており、製品ラインナップやサポート情報が掲載されています。

ただ、多くの人が不安に思うのがアフターサポートです。私が実際に公式サイトの問い合わせフォームを使ってみたところ、返信には2営業日ほどかかりました。対応は丁寧でしたが、YAMAHAやRolandのような国内メーカーと比べると、迅速さではやや劣る印象です。この点は、購入前に「自分はどの程度のサポートを求めるか」を考えておくといいでしょう。

1ヶ月使ってわかった!TERENCE X88Eのリアルなメリット3つ

ここからは、実際にTERENCE X88Eを使い続けて感じた、これは本当に良いなと思ったポイントを3つに絞ってお伝えします。

① 収納と持ち運びが圧倒的にラク

これはもう、TERENCEの最大の強みです。X88Eの重量は実測で約5.5kg(筆者計測、2026年6月時点)。本体を半分に折りたたんで付属のキャリーバッグに入れれば、女性でも片手で持ち運べるレベルです。私は月に2回ほどピアノサークルに持ち出していますが、地下鉄の移動でも全く苦になりませんでした。

また、使わないときはクローゼットの上部やベッドの下にしまえるのも良い点です。88鍵盤の電子ピアノでここまでコンパクトになるモデルは、現時点では非常に少ないでしょう。

② 価格のわりに音質がしっかりしている

X88Eの価格は記事執筆時点(2026年6月)でAmazonにおいて約2万4千円前後です(価格は変動します)。この価格帯で、フランス・ドリーム社の音源チップを搭載し、グランドピアノの音色をそこそこ再現できているのは素直にすごいと思います。特にヘッドフォンを使って弾くと、安物の電子ピアノによくある「安っぽい金属音」がかなり抑えられていて、練習に集中できます。

スピーカー出力は合計25W(デュアルスピーカー)と公称されていますが、実際にはリビングの広さ(約12畳)であれば十分な音量が出せました。ただ、スピーカーが背面に付いているため、壁から少し離して設置しないと低音がこもって聞こえる点には注意が必要です。

③ 電源不要で使える場面が多い

X88Eは単三電池6本で駆動します。実際にアルカリ電池で約4時間ほどの連続使用が可能でした(メーカー公称値は非公開のため、あくまで実測値です)。庭先でのミニコンサートや、電源の取れない練習場所でも使えるのは、他の電子ピアノにはない大きなアドバンテージです。

ここが気になる!購入前に知っておきたいデメリットと注意点

次に、1ヶ月使い続けて「これは事前に知っておきたかった」と感じたポイントを正直にお伝えします。

① 鍵盤の「カチカチ音」が結構気になる

これはAmazonのレビューやSNSでもたびたび指摘されている点です(2026年6月時点の複数投稿で確認)。X88Eの鍵盤は「タッチレスポンス(セミウェイト)」というタイプで、本格的なハンマーアクションではありません。そのため、鍵盤を押し込むたびに物理的な「カチッ」というメカニカルノイズが発生します。

ヘッドフォンで練習しているときは気になりませんが、スピーカーで小さな音量で弾くと、ピアノの音よりも打鍵音の方が目立つことがあります。夜間の練習や、隣室に人がいる環境では、この点がストレスになるかもしれません。

② ペダルの安定感にやや不安がある

付属のシングルペダルは軽量で、フローリングの床の上だと踏むたびに動いてしまいます。私は100円ショップで滑り止めマットを購入して下に敷くことで対応しました。また、ペダルの重さ(踏み込みの深さに対する抵抗感)は本格的なピアノとは異なり、表現力が必要な曲には向いていないと感じました。

③ 小さな音量でのタッチの反応が鈍い

これは口コミではあまり見かけませんでしたが、私が実践してみて気づいた点です。X88Eは音量を小さくすると、弱いタッチでの音の出方が極端に悪くなります。pp(ピアニシモ)のような繊細な表現を練習したい場合、この機種では難しいでしょう。あくまで「音が出ること」を目的とした練習機として割り切るのが良さそうです。

TERENCEシリーズ比較:X88E・V50・V20は何が違う?

TERENCEの折りたたみ電子ピアノシリーズには、主にX88E、V50、V20の3モデルがあります(いずれも2026年6月時点で公式サイトに掲載を確認)。ここでは、それぞれの特徴を比較してみましょう。

モデル名価格帯(目安)重量鍵盤タイプ(公称)主な特徴こんな人におすすめ
TERENCE X88E約2.4万円約5.5kg(実測)タッチレスポンス(セミウェイト)折りたたみ+電池駆動可能。最も軽量コンパクトとにかく場所を取りたくない初心者。持ち運びを重視する人
TERENCE V50約4万円台非公表(メーカー問い合わせ中)ハンマーアクション(要検証)折りたたみタイプでより本格的な鍵盤感を謳うX88Eよりタッチを求めるが、折りたたみは外せない人
TERENCE V20約3万円台非公表タッチレスポンスX88Eよりやや高価格帯。デザイン性が特徴見た目のスタイリッシュさを重視するユーザー

※価格は変動します。V50とV20の重量・スピーカー出力は公式サイトに明確な数値がなかったため、購入時に実店舗や販売ページでご確認ください。

この比較でわかるのは、X88Eは「軽さ」と「価格」に徹底的に振ったモデルだということです。一方、V50はより本格的なタッチを求めるユーザー向けに設計されているようです。ただし、V50のハンマーアクションがどこまでの品質かは、実際に試奏してみないと判断できません。

結局TERENCE X88Eは誰におすすめなのか?

1ヶ月使った結論として、TERENCE X88Eはこんな人にぴったりです。

  • 一人暮らしで、ピアノを置くスペースがほとんどない
  • まずはピアノを始めてみたいという超初心者
  • ポップスやコード弾きを楽しみたい人
  • 自宅以外(実家や練習スタジオなど)にも持ち運びたい

逆に、こんな人にはあまりおすすめできません

  • クラシックピアノを本格的に学びたい
  • タッチや表現力にこだわりがある
  • 10年以上長く使える楽器を探している

これは決してX88Eが悪い製品というわけではありません。目的に合った製品を選ぶことが何より大事です。ちなみに、もし「もう少し予算を出せる」「タッチを重視したい」という場合は、Roland FP-30X(約6〜7万円)やYAMAHA P-225(約5.8万円)といった定番モデルも検討すると良いでしょう。これらのモデルは価格は上がりますが、鍵盤の質や音源のクオリティ、アフターサポートは段違いです。

どうしても気になる人は実機を触ってみて

この記事ではTERENCE X88Eの良いところも悪いところも含めて、1ヶ月間のリアルな使用感をお伝えしました。電子ピアノは特に「タッチの好み」が人によって大きく分かれます。可能であれば、楽器店でYAMAHAやRolandの製品に触れてから、「それと比べてX88Eはどうか」を自分の中で評価してみてください。スペック上の数字だけではわからない感覚が必ずあります。

私は今でもX88Eをメインの練習機として使っています。ただし、「本番用の表現力は別の場所で磨く」という割り切り方をすることで、とても快適に付き合えています。あなたがこの製品を選ぶかどうかは、ぜひ自分の練習スタイルや目指す方向性と照らし合わせて決めてみてください。

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