「電子ピアノを買おう」と思ってリサーチを始めると、ローランドのRP701がよく出てきますよね。口コミも悪くないし、デザインも素敵。でも、実際に買った人の「実はここが気になる」という声も、ちゃんと聞いておきたいところです。
この記事では、購入後に後悔しないために知っておくべきRP701のリアルな評価を、実際のユーザーの声や競合製品との比較を交えながらお伝えします。結論から言うと、RP701は「鍵盤タッチとBluetooth機能で選ぶなら有力な選択肢」ですが、スピーカー配置や操作性にいくつか注意点があります。これから詳しく見ていきましょう。
ローランド電子ピアノRP701の基本スペックをおさらい
まずはRP701がどんな電子ピアノなのか、ざっくり確認しておきましょう。
ローランドが販売するRP701は、同社の「PHA-4 Standard」という鍵盤を搭載したホーム用電子ピアノです。2020年に発売されたモデルで、88鍵盤、SuperNATURAL音源、最大256音のポリフォニー、324もの音色を内蔵しています。スピーカー出力は24W(12W×2)で、BluetoothオーディオとMIDIの両方に対応しているのが特徴です(Roland公式サイトより)。
白やライトオークなどカラーバリエーションも豊富で、インテリアに馴染みやすいデザインが人気の理由のひとつになっています。
購入後に「思ってたのと違った」と言わせない5つの注意点
ここからが本題です。上位のレビュー記事ではあまり詳しく触れられていない、実際のユーザーが感じる「ここが気になる」というポイントを5つにまとめました。
① スピーカーが底面についていて音がこもりがち
一番多く見られた不満がこれです。RP701のスピーカーは本体の底面に配置されているため、床の素材や設置環境によって音の聞こえ方が大きく変わります。
複数の購入者レビュー(ビックカメラ.com、2022年〜2025年のレビュー群)では、「ヘッドホンで聴くときはすごく良い音なのに、本体のスピーカーだと音がこもって物足りない」「下向きにスピーカーがついているせいで、思ったような響きにならない」という趣旨の声が複数確認されています。
対策としては、ヘッドホンを使用するか、設置面を硬いフローリングにしてスピーカーの下に空間を作ることをおすすめします。 カーペットの上に直置きすると、さらに音がこもりやすくなるので注意が必要です。
② 操作パネルが見づらくて音量調整がしづらい
「操作パネルが使いにくい」という声も目立ちました。ボリューム位置が分かりづらく、特に演奏中に素早く音量を調整したいときに戸惑うという意見が複数見られています。
電源ボタンや各種設定ボタンは本体上面の左側に配置されていますが、文字が小さくて見えにくい、というのがリアルな印象。暗い部屋で練習する場合や、子どもが操作する場合には少し不便に感じるかもしれません。
③ 譜面台が倒せない&角度が固定
譜面台の角度が固定されているのも、ユーザーからは「もう少し寝かせられたらいいのに」という声が上がっているポイントです。また、譜面台を完全に倒してフラットにすることができないため、タブレットを置くときに工夫が必要になります。
スマートフォンやタブレットを譜面台に置いてアプリを使いたい方には、やや不便に感じる設計かもしれません。
④ 付属のヘッドホンは「とりあえず」レベル
RP701にはヘッドホンが付属しますが、複数の購入者レビュー(Sweetwater、2024年のレビュー群)で「付属のヘッドホンは安っぽい」「別途購入したほうが良い」という趣旨の指摘がありました。
もちろん「とりあえず音が出ればいい」という方には問題ありません。しかし、RP701の本当の音の良さを味わいたいのであれば、別途しっかりしたヘッドホンを用意することをおすすめします。
⑤ 子どもが使う場合の「傷」や「落書き」が気になる
これはあくまで子育て世帯ならではの視点ですが、白い木目調のボディはとても美しい反面、「子どもが落書きしたらどうしよう」「傷がつきそうで怖い」という不安の声がSNS上で複数見られました。
高額な買い物ですし、小さなお子さんがいるご家庭では、カバーを別途検討するか、あえて傷が目立ちにくい色を選ぶのも手かもしれません。
実際のユーザーは「良い」と思っているポイントはここ
もちろん、不満ばかりではありません。RP701を購入したユーザーが特に評価しているポイントも見ていきましょう。
鍵盤のタッチは「教室のグランドピアノに近い」
最も多い高評価は「PHA-4 Standard鍵盤のタッチ感」です。「教室のグランドピアノと遜色ない」「重みがしっかりしていて、子供の練習用として安心」といった声が多数寄せられています(ビックカメラ.com、Piano Streetフォーラム、2024年〜2025年のレビュー群)。
電子ピアノで一番気になるのが鍵盤のタッチ。この点でRP701は、価格帯を考えるとかなり高レベルな評価を得ていると言えるでしょう。
Bluetooth機能でスマホ連携が快適
BluetoothオーディオとMIDIの両方に対応しているのも大きな魅力です。スマホの曲を流して練習したり、アプリと連携して楽しんだりできる点が「便利」と評価されています。
組み立てが簡単(20分程度で完了)
複数の購入者レビュー(Sweetwater、2024年)では、「説明書が分かりやすく、20分程度で組み立てられた」という声が複数確認されています。電子ピアノの組み立ては意外と大変なものですが、この点は購入後のストレスが少ないポイントです。
競合と比較してRP701はどうなの?【独自比較表】
ヤマハやカワイなど、同価格帯の競合モデルと比較してみましょう。以下の表は、各種レビューサイトの評価を集計したものです。
| 評価軸 | ローランド RP701 | ヤマハ YDP-S55 | カワイ CN201 | カシオ AP-470 |
|---|---|---|---|---|
| 鍵盤タッチの「グランド感」 | 高評価(PHA-4) | 高評価(GH3) | 高評価(RHIII) | 中評価 |
| 内蔵スピーカー音質 | 中〜やや不満(底面配置) | 中 | 中 | 中 |
| ヘッドホン使用時の音質 | 高評価(3D音響効果) | 高評価 | 高評価 | 情報なし |
| Bluetooth対応 | オーディオ+MIDI | 一部非対応 | 一部非対応 | 非対応 |
| 組み立ての容易さ | 高評価(20〜30分) | 情報なし | 情報なし | 情報なし |
| 音色数 | 324音色 | 10〜20音色 | 約30音色 | 22音色 |
(出典:各種レビューサイトおよび各社公式スペックより2026年8月時点で集計)
この表を見ると、RP701はBluetooth機能の充実度と音色の多さで他社をリードしている一方、スピーカーの評価は競合と同等かやや下回るというのが実態です。
それでもRP701を選ぶべき人、選ばないほうがいい人
ここまでの内容を踏まえて、RP701が「あなたに向いているか」を整理してみましょう。
こんな人にはおすすめ!
- 鍵盤のタッチを最重視する方(練習用としての信頼性が高い)
- Bluetoothでスマホやタブレットと連携したい方
- インテリア性を重視して、木目調のデザインが好みの方
- 自宅でヘッドホンを使って練習する機会が多い方
こんな人は別の機種も検討したほうがいいかも
- 内蔵スピーカーの音質を一番に考える方(ヘッドホンなしで楽しみたい方)
- 譜面台を倒してタブレットを置きたい方
- 操作パネルの見やすさを重視する方(高齢の方や小さな子どもが使う場合)
- スピーカーをカーペットの上に直置きする予定の方
長く使うためのちょっとした工夫
RP701を購入するなら、以下のポイントも頭に入れておくと、より満足度が高まります。
まず、スピーカーの問題はヘッドホンの別途購入でほぼ解決します。実際に「ヘッドホン使用時の音質は最高」という評価が圧倒的ですので、数千円の追加投資で大きな満足度アップが期待できます。
また、譜面台にタブレットを置きたい場合は、別売りのタブレットスタンドを用意するのが現実的。本体の設計に依存しない柔軟な対応がおすすめです。
そして、ヤマハのYDP-S55やカワイのCN201も同じ価格帯の有力な選択肢です。スピーカーの聞こえ方や操作系の使いやすさは実際に店頭で確かめるのが一番。RP701の素晴らしいタッチを体感しながら、「自分にとってのベスト」を探してみてください。
ローランド電子ピアノRP701は、鍵盤の質とデジタル機能のバランスがとても良い一台です。完璧な製品はありませんが、「弱点を知った上で選ぶ」ことで、きっと満足度の高い買い物になるはずです。あなたにとって最高のピアノとの出会いになりますように。

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