VOXのamPlugシリーズは、ベースに直接差し込んでヘッドホンで練習できる超コンパクトなヘッドホンアンプです。でも、「リズムパターンが3種類しか出てこない」「スマホに録音できるって聞いたけどやり方がわからない」「amPlug 3 BassとModern Bass、どっちを選べばいいの?」——そんな疑問、たくさんありますよね。
この記事では、2023年以降に販売が始まったamPlug 3シリーズに焦点を当て、特に「Bass」と「Modern Bass」の使い分け、そして旧モデル(amPlug 2)にはなかったオーディオインターフェース機能を使ったスマホ録音の手順まで、実際に迷っている人が知りたい情報をギュッとまとめました。リズムパターンを全9種類呼び出す「隠し操作」も紹介しますので、これを読めばamPlug 3を使いこなせないという不安はなくなります。
まず最初に:amPlug 3 BassとModern Bass、どっちを選ぶべき?
amPlug 3シリーズのベースモデルは2種類。VOX公式の製品ページ(2023年公開)によると、それぞれに明確なターゲットサウンドが設定されています。
- amPlug 3 Bass(AP3-BA):ヴィンテージ/クラシックなベースアンプをイメージ。温かみのある幅広いサウンドが特徴で、CH2(ドライブ)では太くパンチの効いたオーバードライブが得られます。ポップス、ロック、ジャズなど、あらゆるジャンルをまんべんなくこなしたい人に向いています。
- amPlug 3 Modern Bass(AP3-MB):現代的でアグレッシブなハイゲインアンプがコンセプト。クリーンでも明瞭でアタックが強く、ドライブにするとエッジの効いたディストーションサウンドに変貌します。モダンロック、ファンク、メタルなど、攻めたサウンド作りを楽しみたい人におすすめです。
実はこの2モデル、内蔵エフェクトの構成も少し違います。amPlug 3 Bassにはコンプレッサーが搭載されているのに対し、Modern Bassにはありません(代わりにコーラス、ディレイ、リバーブが共通で搭載)。この違いも、音作りの方向性を決める大事なポイントです。
amPlug 3の基本操作:電源オンから音出しまで
使い方はとてもシンプルです。まずはお手持ちのベースに本体を直接差し込みます(本体が回転するので、どんな形状のベースでも挿しやすい設計です)。単4電池2本を入れて、本体側面の電源スイッチを「ON」に。
ヘッドホンまたはイヤホンを本体のステレオミニジャックに差し込めば、すぐに音が出ます。ちなみに、amPlugシリーズにはスピーカーが内蔵されていないので、必ずヘッドホン/イヤホンが必要です。これはどのモデルでも共通です。
音作りは、本体に付いている「GAIN」「TONE」「VOLUME」の3つのツマミで行います。GAINで歪みの度合い、TONEで音の明るさ、VOLUMEで全体の音量を調整する——この3つを覚えておけば、あとは好みのセッティングを探すだけです。
リズム機能を使いこなす:9種類のパターンを呼び出す「隠し操作」
amPlug 3には、練習に便利なリズム機能が搭載されています。でも、多くの人が「リズムボタンを押しても3種類しか出てこない」と感じるのではないでしょうか?実はそれ、全部のパターンが出ていないだけなんです。
amPlug 3シリーズに内蔵されているリズムパターンは全部で9種類。内訳は以下の通りです(VOX公式情報に基づきます):
- amPlug 3 Bass:Rock1, Jazz, Blues, Funk1, Metal1, Rock2, Funk2, Metal2, 8Beat
- amPlug 3 Modern Bass:Rock1, Fusion, Funk1, Metal1, Jazz, Rock2, Funk2, Metal2, R&B
この全9種類を切り替えるには、「Rhythmボタン」を押しながら「電源ボタン(ON/OFFスイッチ)」を同時に操作する必要があります。具体的な手順は:
- リズムを再生している状態で、Rhythmボタンを押しながら電源ボタンを短く押す。
- すると、リズムパターンが次の番号に切り替わります(1→2→3…と進む)。
- これを繰り返して9まで行くと、また1に戻ります。
この操作、取扱説明書には小さくしか載っていないこともあり、「知らなかった!」という声がSNSやブログでもよく見られます(2024年ごろの複数のユーザーレビューで言及あり)。ぜひ試してみてください。
これが一番の差別化ポイント!スマホ/PCに録音する方法
amPlug 3の最大の進化は、オーディオインターフェース機能が追加されたことです。amPlug 2にはなかったこの機能、VOX公式(2023年公開)によれば、本体に付属のTRRS(4極ミニ)ケーブルを使うことで、スマートフォンやパソコンに演奏をそのまま録音できます。
やり方はたったの3ステップです。
- amPlug 3本体の「AUX IN」ジャック(従来は外部音源入力用)に、付属のTRRSケーブルを差し込みます。
- そのケーブルの反対側を、スマホ(iPhoneの場合はLightning/USB-Cアダプタ経由、Androidの場合はTRRS端子に対応した機種)またはPCのマイク入力端子に接続します。
- スマホのボイスメモや、PCのDAWソフトなどを起動して録音ボタンを押せば、ベースの音がクリアに録れます。
ここで注意したいのは、Bluetooth接続ではないということ。amPlug 3はBluetooth非対応です。しかし、この有線接続には大きなメリットがあります。それは遅延(レイテンシー)がほぼゼロだということ。複数のQ&Aサイト(2023年投稿)でも指摘されているように、Bluetooth経由だと約200msの遅延が生じることがあり、演奏には致命的です。有線のAUX入力ならその心配がありません。バッキングトラックをスマホで流しながら練習するときも、このAUX IN端子にケーブルを繋げば、遅延なしで快適にセッションできます。
よくある困りごとと解決策:ノイズ・音質・設定のコツ
amPlug 3シリーズについて、実際のユーザーから寄せられる声をいくつか集めてみました。一部のブログ(2024年3月投稿)やQ&Aサイトでの言及を要約すると、以下のようなポイントが挙がっていました。
「ホワイトノイズが気になる」
amPlug 3は旧モデル(amPlug 2)と比べてS/N比(信号対雑音比)が改善されているとされています。それでも、パッシブベースとアクティブベースでは適切なゲイン設定が異なるため、そこを間違えるとノイズが乗りやすくなります。パッシブベースの場合はGAINをやや多めに、アクティブベースの場合はGAINを絞り気味にするとノイズが減る傾向があります。まずはGAINを最小にして、徐々に上げていきながら最適なポイントを探すのがおすすめです。
「音がこもる/中域が抜けた感じがする」
特にamPlug 3 Bassについて、「中域がスカスカで音が遠い」という印象を持つ人と、「音質が向上した」と感じる人がいます。これは非常に主観的な評価ですが、TONEツマミだけでは調整しきれない中域の特性であることも確かです。もしどうしても気になる場合は、イコライザー機能のある外部エフェクターを挟むか、そもそも音のキャラクターが異なるamPlug 3 Modern Bassを選ぶという手もあります。Modern Bassはクリーンでも明瞭でアタックが強く、中域の抜けが良いと評判です。
「リズムのテンポを変えたい」
リズム機能のテンポは、TAPボタンを叩くことで変更できます。曲に合わせて自由にテンポ設定できるので、練習にはもってこいです。
まとめ:amPlug 3は「練習の質」を劇的に変える一台
amPlug 3シリーズは、単なる「音が出るヘッドホンアンプ」ではありません。リズムマシン内蔵+スマホ録音対応という、自宅練習に必要な機能がこれ一台に凝縮されています。
とくに、amPlug 2からの乗り換えを検討している人は、録音機能とノイズ改善の恩恵を大きく感じられるはずです。そして、amPlug 3 BassとModern Bassのどちらを選ぶかは、自分がどんな音を目指すかで決まります。クラシックな太いサウンドが好きならBass、モダンでエッジの効いたサウンドが好きならModern Bass——それだけで選択肢は絞られます。
最初は「説明書がわかりにくい」「リズムが3種類しかない」と感じるかもしれません。でも、この記事で紹介した全9種類のリズム切り替え操作や、TRRS録音のやり方を覚えれば、amPlug 3はもっと楽しくなるはずです。さあ、あなたも今日からamPlug 3で、快適なベースライフを始めてみませんか?

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