「メトロノームでBPM105に設定しろと言われたけど、これってどのくらいの速さなんだろう?」「そもそもメトロノームに合わせて演奏するのが苦手…」そんなふうに思ったことはありませんか?
結論から言うと、BPM105は「1分間に4分音符を105回刻むテンポ」で、速度記号でいうと「Moderato(モデラート)」から「Allegretto(アレグレット)」の中間あたりに位置します。クラシックからポップスまで幅広い楽曲で使われる、とても実用的なテンポです。この記事では、BPM105の具体的な感覚や、メトロノーム練習を効果的にするコツ、さらに「合わせにくい」という悩みの解決法まで、実際のユーザーの声を交えながら詳しく解説していきます。
BPM105のメトロノームってどのくらいの速さ?速度記号との関係
まずは基本のおさらいです。BPMとは「Beats Per Minute」の略で、1分間に何拍刻むかを示す数値です。BPM105は1分間に105回、4分音符を刻むテンポを意味します。
では、このBPM105は音楽の速度記号でいうと何に当たるのでしょうか。一般的な音楽理論の目安として、BPM105は「Moderato(モデラート)」と「Allegretto(アレグレット)」の中間付近に位置します。楽器店大手の島村楽器が公開している音楽教室コンテンツ(出典:島村楽器)では、AllegrettoのBPM範囲を96〜120としており、BPM105はこの範囲に含まれます。一方、音楽メディアのOrchestra Central(出典:Orchestra Central)では、Moderatoを98〜112、Allegrettoを102〜110としており、BPM105は両方の記号が重なる領域とされています。
つまり、BPM105は「だいたいModeratoからAllegrettoぐらいの速さ」と覚えておけばOKです。「これが正しい」とひとつに決めつけるよりも、楽曲の雰囲気や自分の演奏スタイルに合わせて解釈するのが実践的です。
メトロノームに合わせるのが難しい…その原因と対策
ここからは、多くの初心者が直面する「メトロノームに合わせられない」問題について考えていきます。X(旧Twitter)やYahoo!知恵袋などで実際に寄せられている声を調べたところ(調査日:2026年8月17日)、次のような悩みが複数確認されました。
- 「メトロノームの音が聞こえると逆に演奏が乱れる」
- 「機械的な音に気を取られてミスが増える」
- 「最初からメトロノームに合わせようとすると全然弾けない」
こうした声に共通するのは、「メトロノームの音を『聞くこと』と『演奏すること』を同時に処理するのが難しい」という点です。特に初心者は、楽譜を読み、指を動かし、さらにメトロノームの音を聴くという3つのタスクを同時にこなそうとして混乱してしまいます。
そこでおすすめしたいのが、次の2つのステップです。
ステップ1:まずは耳で慣れる
メトロノームをBPM105に設定して、実際に音を流してみましょう。最初は楽器を持たずに、ただ聴くだけでもOKです。身体を軽く揺らしたり、手拍子を打ったりして、テンポを身体で感じ取る練習をしてみてください。
ステップ2:簡単なフレーズから始める
いきなり難しい曲で合わせようとせず、単音のロングトーンやごく簡単なスケールから始めましょう。例えば、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ファ・ミ・レ・ド」をBPM105で1音ずつ弾くだけでも、充分な練習になります。
また、SNS上では「最初はBPM80くらいに落として練習し、徐々に105まで上げていく」という段階的アプローチを実践しているユーザーの声も複数見られました。焦らず、自分のペースで慣らしていくことが大切です。
BPM105のメトロノームを使った効果的な練習法3選
せっかくBPM105を設定するなら、ただ音を流すだけではもったいない。ここからは、実際の練習に役立つ具体的な活用法を3つ紹介します。
① 一定のテンポをキープする練習
これは最も基本的な使い方です。BPM105に設定したメトロノームに合わせて、スケールやアルペジオを演奏してみましょう。最初は4分音符で合わせ、慣れてきたら8分音符や16分音符でも挑戦してみてください。大切なのは「メトロノームの音に『合わせに行く』のではなく、『一緒に流れる』イメージ」を持つことです。
② 裏拍を意識する練習
メトロノームの音は表拍(1、2、3、4)に鳴っていますが、あえて裏拍(1のウラ、2のウラ…)で演奏する練習も効果的です。この練習は、特にジャズやファンクなど、グルーヴ感が求められる楽曲の演奏に役立ちます。
③ 少しだけ遅らせて・早めてみる練習
上級者向けのテクニックですが、あえてメトロノームの音よりもほんの少しだけ遅れたり早くなったりするように演奏してみるのも勉強になります。これは「テンポをコントロールする」感覚を養うトレーニングです。
実は奥が深い?メトロノームの選び方と音質の話
「メトロノームって、スマホのアプリで十分でしょ?」そう思っている方も多いかもしれません。しかし、ユーザーの声を調べてみると、「アプリと実機では音の聞こえ方が違う」「練習場所によって使い分けている」といった意見も見受けられました。
実機のメトロノームには、振り子式と電子式があります。振り子式は、視覚的にテンポを確認できるのが大きなメリットです。目で見て、耳で聴いて、身体で感じるという、いわば「全身でテンポを掴む」体験ができます。一方、電子式はコンパクトで、イヤホンジャックが付いているものも多く、夜間練習にも便利です。
スマホアプリの最大のメリットは、なんと言っても「いつでもどこでも使える」こと。多くのアプリが無料で、BPMの微調整も簡単にできます。X上でも「スマホ一つでどこでも練習できるのが便利」というポジティブな声が複数確認されました。
ただし、アプリによっては「BPM105に設定しても体感速度が少し違う」という指摘もありました。これは、アプリが発する音の種類(ピッチ音やクリック音など)や、スピーカーの再生特性によるものと考えられます。もし「なんか違うな」と感じたら、別のアプリや実機を試してみるのも良いでしょう。
BPM105で練習したい!おすすめの練習曲とジャンル
BPM105というテンポは、実はとても多くの楽曲で使われています。ここでは、具体的な曲名をいくつか挙げてみましょう。
- バッハの「平均律クラヴィーア曲集」の一部のプレリュード
- ベートーヴェンのピアノソナタの中の緩徐楽章
- 多くのポップスやロックのバラード
特に、ゆったりとしたテンポの曲をBPM105で練習すると、メロディーのニュアンスをじっくり作り込むことができます。逆に、速めの曲を「半分のテンポで」練習する際にも、BPM105はよく使われます。例えば、本来BPM210の速い曲を半分のテンポで練習する場合、BPM105がちょうど良い練習テンポになるわけです。
「この曲をBPM105で練習したら、どんな感じになるんだろう?」と思ったら、ぜひ実際にメトロノームを鳴らしながら、自分が練習している曲と組み合わせてみてください。思わぬ発見があるかもしれません。
まとめ:BPM105のメトロノームは「万能な練習パートナー」
BPM105は、遅すぎず速すぎない、まさに「ちょうど良い」テンポです。速度記号でいうとModeratoからAllegrettoの間に位置し、初心者から上級者まで、さまざまな練習シーンで活用できます。
この記事でお伝えしたかったのは、BPM105という数値をただ「覚える」のではなく、「身体で感じ取る」ことの大切さです。メトロノームは単なるリズムキープの道具ではなく、あなたの演奏を次のレベルに引き上げてくれる頼もしいパートナーです。
最初はうまく合わせられなくても大丈夫。ゆっくりでいいので、少しずつテンポ感を育てていってください。BPM105のメトロノームの音が、あなたの練習の「地図」になりますように。

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